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『北陸中日新聞』2005年10月14日付 新『富山大』門出祝う 開学式典 『知的資源の結集』強調 富山県内の三国立大学法人(富山大、富山医薬大、高岡短大)の再編統合で 一日に発足した新「富山大」の開学記念式典が十三日、富山市大手町の富山国 際会議場で開かれ、学内外の約三百人が新たな門出を祝った。 西頭徳三学長はあいさつで「さまざまな分野で変革を迫られている国内の社 会構造を背景に知的資源を結集し、豊かな社会の構築に努めるべき時」と強調。 「輝かしい未来を目指して休むことなく自己変革を続け、『地域社会に開かれ たよく見える総合大学』を目指す」と新しい大学づくりへの決意を述べた。 来賓祝辞で石井隆一知事が「地域に貢献する大学にとどまらず、知、教育・ 文化の拠点として国内外をリードする大学になってほしい」、国代表の下村博 文文部科学大臣政務官は「輝かしい未来を切り開くよう、大いなる飛躍を心か ら祈念します」とそれぞれ大きな期待感を示した。 式典には、中沖豊前県知事や橘慶一郎高岡市長、県関係国会議員らも出席し た。 新「富山大」は県内唯一の国立大学法人として、人文、経済、医、理、芸術 文化など八学部体制で誕生。来年四月から学生を受け入れる。 (富山支局・ 竹内章) |