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『日本経済新聞』2005年10月12日付 福井大、産学連携促進へ新組織 福井大学は産学連携を促進するための新組織を10月中にも設立する。新組織 は5軸制御のマシニングセンターなど最新設備を導入し、精密部品加工をできる ようにするとともに、学内の研究用装置の試作を始める。地元企業にも利用を 呼びかけ、技術水準を底上げする。現場のニーズを吸い上げて大学発ベンチャー 立ち上げを加速する狙いもある。 新組織「先端科学技術育成センター(仮称)」は、専任の担当者は置かない が機械や電機、材料工学など関連分野の教授7、8人が運営に携わる予定。 福井市のキャンパス内にある「工学部機械工場」は、旋盤やフライス盤を備 え、工学部学生の実習などに使用している。同大は11月中にも同工場の改装に 着手、来年1月にも新設備を搬入し、新組織が運営の中心となる。実際に機械の 操作を担う技術職員も現状の2人から7、8人に増員する。 |