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新首都圏ネットワーク

『読売新聞』2005年10月10日付

工学系女子は厳しい!?プロの研究者1〜2%


 工学系の女子大学院生がプロの研究者になる道は、生物・医薬系に比べはる
かに厳しい――こんな実態が、理工系の学会で組織する男女共同参画学協会連
絡会による調査でわかった。


 43学会(会員計約40万人)を調査。大学院生などの学生会員と、大学や
企業、研究所などの研究職からなる一般会員についてそれぞれ女性が占める割
合を学会ごとに算出した。

 生物・医薬系では女子学生は30%、一般で10〜20%が女性だった。こ
れに対し、土木や機械系では女子学生が5〜10%いるのに一般になると1〜
2%と極端に低く、大学院まで進んだものの、一般会員である研究職には就け
ない傾向がうかがえた。