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『大分合同新聞』2005年10月5日付 「必要とされる大学に」 大分大新学長が就任会見 大分大学の羽野忠・新学長が四日、県庁で記者会見し、「特色ある教育、研 究、社会連携をバランス良く進め、少子化時代でも必要とされる大学づくりを 目指す」と抱負を語った。任期は今月一日から四年間。 新体制の理事(副学長)も同席。羽野学長は、少子化で大学間競争が激化す る中での経営について、「各学部の代表で構成する戦略会議を設置し、教育研 究組織の改編など一年以内をめどに長期戦略をまとめたい」と発言。意思決定 が迅速にできる体制づくり、学外委員の意見を生かせる経営協議会の活性化が 急務―とした。 研究面では、特色として掲げている福祉科学、人間環境科学、生命科学の三 領域に重点的な予算配分をして強化。教育面は大学院の充実のほか、入学前か ら卒業後まできめ細かにケアする教育システムを構築し、大学の魅力アップに つなげる。社会貢献についても「地元大学として大分県の自治体や企業が抱え る課題を共同して解決していく」との姿勢を強調した。 統合して二年が経過した旧大分医科大(現医学部)との関係は「教員間の交 流が不十分。総合的な研究・教育プロジェクトに共同で取り組むことで連携を 深めていく」と話した。 理事は次の通り。 前田明(総務担当)嘉目克彦(教育担当)加藤征治(研究・情報担当)佐藤 誠治(国際・社会連携担当)島田正寛(財務担当)有田真(非常勤、医療担当) |