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新首都圏ネットワーク

『琉球新報』2005年9月30日付

「診療教授」に兵頭、金城氏 琉大医学部が新称号導入


 琉球大学医学部は10月1日から、豊富な診療経験や優れた臨床技術を持つ
助教授または講師に「診療教授」の称号を与える。称号の導入は、経験や技術
面では優れていながら、ポスト不足のために教授職に就けない優れた人材を確
保するという病院側にとってのメリットがあるほか、「実力のある医者に診察
してほしい」と希望する患者へのアピールにもつながるものとして期待されて
いる。

 全国の公立や私立大には、同様の制度を持つ大学もあるが、国立大では珍し
く、同大医学部総務課では「大阪大学が11月に全国初の取り組みとして同じ
ような制度を導入する。それよりも早いので、琉大が全国初のケースになるか
もしれない」としている。「診療教授」には、脳神経外科学分野助教授の兵頭
明夫氏と、同大付属病院光学医療診療部長(同部助教授)の金城福則氏の2人
が就任する。任期は2年。