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NHKニュース 2005年9月20日付 国立14大学 経営改善の遅れ 国立大学は去年4月の法人化に伴って教育や研究内容とともに業務や経営の 改善策について6年ごとの中期計画を定め、国の機関である国立大学法人評価 委員会がその達成状況を毎年評価することになっています。法人化されて1年 目の取り組みを評価したところ、89ある大学の大半は学長の裁量経費を確保 するなど学長のリーダーシップを発揮できる体制の整備や国や企業から獲得す る研究費に数値目標を定めるなど外部資金を増やす取り組みが計画どおりに行 われていました。その一方で14の大学は、学内委員会の統廃合など業務の合 理化が計画どおりに進んでいなかったり、大学院の学生が定員を満たしていな かったりして「取り組みがやや遅れている」と評価されました。これについて 文部科学省は「法人化をきっかけにすべての大学が改革に乗り出しているもの の、初年度は準備や検討段階にとどまっているところもあり、より積極的な取 り組みが求められる」としています。 |