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『四国新聞』2005年9月20日付 9月末で退職 香川大・木村学長が会見 二〇〇三年十月に香川医科大と統合して誕生した新しい香川大の初代学長を 務め、今月末で退職する香川大の木村好次学長(69)が二十日、香川県高松 市幸町の同大で会見。「法人化後の基礎体力作りに専心できた。中でも、『出 口』重視の教育として、就職支援に力点を置く改革に踏み出せたことが印象深 い」と振り返った。 木村学長は東大工学部教授などを務めた後、一九九七年に香川大教授に就任 し、工学部創設に尽力。二〇〇〇年四月から副学長、〇三年三月に学長就任。 同年十月、香川医科大との統合に伴う学長選で再選された。 二期、二年七カ月務めた木村学長は香川大の特徴づけとして「香川唯一の総 合大として、文化・産業・医療など全方位的な専門性を持つ『知の総合拠点』 と位置づけてきた」と持論を披露。「改革構想をさらに深め、実行し、地域に 根ざした大学として定着することを望む」と述べた。 次期学長に決まった一井真比古農学部長に対しては、「一緒に改革構想を練 り上げた仲間。基本的な流れを継承し、独自のカラーを加えて香川大の発展に 努めてほしい」とエールを送った。 |