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『朝日新聞』福島版
2005年9月20日付 福島大の04年度業務実績 評価委「ほぼ計画通り」 福島大学は04年度の業務実績について、ほぼ計画通りに進んでいると文部 科学省の国立大学法人評価委員会が判断した、と発表した。 04年度に独立行政法人となった福島大は、文科省が示した同年度から6年 間の中期目標に基づき、中期計画を策定している。今回、大学側が作成した0 4年度中の計画進行に関する実績報告書をもとに、評価委員会が判断した。 評価の主な柱は、組織見直しなどによる業務運営の改善、効率化▽研究への 補助金交付が増えるといった財務内容の改善▽自己点検、評価を充実させ、ホー ムページの内容を充実させるなどの情報公開の推進▽施設設備の整備や活用―― の四つ。評価項目は全部で208に上るが、今回は教育研究の状況を除いた3 3項目について「特筆すべき進行状況にある」「計画通り進んでいる」「おお むね計画通りに進んでいる」「やや遅れている」「重大な改善事項がある」の 5段階で評価した。 その結果、全体評価では「地域の拠点大学として、『教育重視の人材育成大 学』を強く打ち出そうとしている点が評価される」とし、項目別評価でも「計 画通り進んでいる」か「おおむね計画通り進んでいる」と判断した。 評価について、臼井嘉一学長は「広い教養と豊かな創造力を有した人材の育 成に努めると共に、地域に根ざした教育・研究を推進していきたい」とする談 話を発表した。 |