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『日本経済新聞』2005年9月17日付 国立大の業務実績を初評価・15法人に課題指摘 文部科学省の国立大学法人評価委員会(野依良治委員長)は16日、国立大学 など93法人に対して行った初の「業務実績評価」の結果を公表した。昨春の法 人化を機に国立大などが作成した6年間の中期計画は初年度、「全般的に順調に 実施された」と評価。最低評価の大学はゼロだった。ただ15法人には業務運営 の改善の遅れなど「課題がある」と指摘した。 業務実績評価は、国立大89校と大学共同利用機関4機関がそれぞれ運営や教育・ 研究の指針として定めた6年間の中期計画の進行状況を年度ごとに判定するもの。 記述式の全体評価と項目別評価から成り、項目別評価は4分野ごとに最も高い 「特筆すべき進行状況にある」から最低の「重大な改善事項がある」まで5段階 で評価した。 “不合格”に当たる最低評価を受けた法人はゼロだった。4分野とも、全体の 82―97%の法人が、上から2番目の「計画通り進んでいる」か3番目の「おおむ ね計画通り進んでいる」との評定を受けた。 |