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新首都圏ネットワーク

共同通信配信記事 2005年9月14日付

優れた医学教育20件を選定/文科省が財政支援


 文部科学省は13日、地域医療など2つの分野に関して、大学病院の優れた
医学教育の取り組みを財政支援するため、支援先として20件を選定した。

 申請66件に対して、選ばれたのは国立11件、公立3件、私立5件、複数
大学による共同の取り組み1件。

 分野別では、地域医療を担う医師の養成が15件。患部の治療だけでなく患
者の悩みをよく聞いて対応する「全人的医療」ができる医師の養成が5件。

 地域医療は年4000万円、全人的医療への取り組みは年3000万円を上
限に、原則3年間支援する。

 特色ある取り組みとして、福島県立医大は、医学部生や研修医が地域の家庭
にホームステイし、地域生活への理解を深める研修を実施する計画。滋賀医大
は学生が6年間、同じ患者を訪問し続け、コミュニケーションを学ぶ。