トップへ戻る  以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク

『下野新聞』2005年9月10日付

文科省のGPに採択 宇大のプロジェクト


 文部科学省の「大学・大学院における教員養成推進プログラム」に、宇都宮
大の「授業改革と地域連携の相乗的な質的向上施策」が選ばれた。同大はこれ
まで、現職教員に対する研修などを積極展開してきたが、今回のプロジェクト
ではさらに地域教育界との連携を強化。学内の授業も教員養成教育にふさわし
い内容・方法へ改善する。田原博人学長は「地域、大学とも活性化にはずみが
つき、全体に良い効果が上がるのではないか」と話している。

 同プログラムは、教員養成の優れた取り組みを選んで重点的に財政支援する
「教員養成GP」。申請百一件に対し、採択されたのは全国で三十四件。うち
国立は二十件、私立十二件、複数大学による共同の取り組みは二件だった。単
独プロジェクトでは宇大が唯一、北関東で選ばれた。

 内容は、教育学部と教育学研究科(大学院)の授業内容・方法を改善すると
ともに、県教育委員会など地域教育界との連携協力を同時並行的に推進。相互
作用により「大学の学生」と「教員」の資質を高めることを目指す。