|
『京都新聞』2005年9月7日付 大学発ベンチャー育成へ 健康分野の事業公募 新たな健康創出(ウエルネス)産業育成を目指して京都府と地元大学などが 設立した「京都ウエルネス産業コンソーシアム」は6日、産学連携グループの 共同研究支援に向けた事業公募を始めた。特産の茶、絹などの機能性商品をは じめ地域資源やノウハウを生かした産学研究を後押しし、大学発ベンチャーな どの事業化につなげる。 ウエルネス産業は、京都府がIT(情報技術)、環境などと並ぶ新産業とし て本年度から育成に力を入れている。7月に京都大、京都府立医大、京都薬科 大、明治鍼灸大など八大学とコンソーシアムを設立、第一弾として研究助成に 取り組む。 支援対象は、参加大学と中小企業を含む複数の京都企業による共同研究グルー プで、来年3月までに一団体200万円以内で研究費を助成する。5件程度を 採択する。 助成テーマは、統合医療、健康産業を支援する医療機器製造、京都の資源を 活用した健康産業の3分野。京野菜や茶、絹など地場産品を利用した機能性食 品開発をはじめ、バイオや生命科学、医療・分析機器などの新分野創出を見込 んでいる。助成申請は9月末まで。 |