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新首都圏ネットワーク

『北國新聞』2005年9月7日付

起業家育成施設、年内に着工 県立大内 県が敷地整備開始


 石川県立大の敷地内に中小企業基盤整備機構(東京)が整備する起業家イン
キュベーション(孵化(ふか))施設の年内着工が決まった。県が敷地整備を
開始し来年夏の完成を見込む。

 県九月補正予算案に整備費七千四百七十万円が盛り込まれた。

 敷地面積は約三千平方メートルで、施設は県立大の研究所に隣接して建設さ
れる。三階建てで、延べ床面積は約二千五百平方メートル。二十―三十の部屋
を設け、入居者を募る。総事業費は約九億円。

 県立大のほか、金大、北陸先端科学技術大学院大、金沢工大とも連携し、大
学発ベンチャーの育成を後押しする。四大学が持つライフケア、環境分野など
の研究技術を活用し、新たな事業につなげる。同機構が北陸で起業家育成施設
を整備するのは初めてとなる。