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『読売新聞』2005年9月5日付 法人化初年度は15億8000万円の黒字。群馬大(群馬) 群馬大は2日、国立大学法人化の初年度となる2004年度決算を発表した。 経常収益は348億700万円、経常費用は334億5400万円で、臨時損 失・利益を含めた当期総利益は15億8100万円の黒字となった。 同大財務課によると、収益の内訳は、付属病院収入が153億9800万円 (44・2%)、国からの運営費交付金が129億2100万円(37・2 %)、授業料など学生納付金が39億4300万円(11・3%)など。 支出は、人件費が176億8200万円(52・9%)、付属病院の診療経 費が110億5400万円(33・0%)、研究経費が11億1900万円 (3・3%)などだった。 利益の発生要因について、同大学は、法人化に伴う付属病院などの業務収入 増や経費節減などの経営努力を挙げるが、「基本的には会計ルールの変更に伴 うもので、大学の裁量で直ちに使える資金は限定される」と説明している。 04年度からの国立大学法人化に伴い、各大学は決算書や財政状態を示す貸 借対照表などの財務諸表を文部科学省に提出、承認を義務づけられ、同大学は 全国の88大学とともに、8月29日付で承認を受けた。 |