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『神戸新聞』2005年9月3日付 経営学部の夜間部廃止 神戸大 昨年の国立大の法人化により、大学改革を進めている神戸大学は二日までに、 経営学部の夜間主コースを廃止することに決めた。来春の二〇〇六年度入試か ら募集を停止する。勤労学生の減少で夜間部をなくす大学は増えており、神戸 大も数年前から検討していた。 経営学部の夜間主コースは一九四七年、勤労学生を対象に設置。しかし約二 十年前から定職を持たない学生が増え、ここ数年は一学年二十人のうち勤労学 生は一、二人。私立大の併願先として定着し、合格しても入学しない受験生や 入学後一年以内に退学する学生も増えていた。 一方で、法人化で国立大の自主的な運営努力が求められるようになったこと や、大学側の裁量が広がったことから廃止を決めた。 来春の入試では、希望が多かった大学院経営学研究科の専門職学位課程の定 員を五十四人から六十九人に増やし、社会人教育の充実を図る。 関西の国立大で夜間部があるのは神戸大と和歌山大、大阪外大、京都工芸繊 維大。神戸大は、もう一つの経済学部の夜間主コースについてもあり方を検討 中。(宮本万里子) |