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新首都圏ネットワーク

共同通信配信記事 2005年8月29日付

優れた教員養成に34件選定 経験語る「ちゃぶ台」も


 文部科学省は29日、教員養成の優れた取り組みを選んで重点的に財政支援
する「大学・大学院における教員養成推進プログラム」に34件を選定。学生
と現職教員が経験や失敗を語り合う「ちゃぶ台ルーム」を作り、指導力の向上
を目指す山口大の取り組みなどが選ばれた。

 申請は101件だったのに対し、選ばれたのは国立20件、私立12件、複
数大学による共同の取り組み2件。このうち短大は私立の1件だけだった。

 お茶の水女子大は子どもの理科離れに対応するため、理科や数学などの教育
を専門にした指導力ある人材を養成するカリキュラムを実施。

 神戸親和女子大は離島などに学生と教官が泊まり込む宿泊体験型の教育実習
を実施し、地元の祭りに参加するなどして、学校外の日常生活の中で子どもへ
の理解を深める。