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『京都新聞』2005年8月30日付 優れた教員養成へ 取り組み34件選定 京滋からは3校・文科省 文部科学省は29日、教員養成の優れた取り組みを選んで重点的に財政支援 する「大学・大学院における教員養成推進プログラム」に34件を選定。学生 と現職教員が経験や失敗を語り合う「ちゃぶ台ルーム」を作り、指導力の向上 を目指す山口大の取り組みなどが選ばれた。 申請は101件だったのに対し、選ばれたのは国立20件、私立12件、複 数大学による共同の取り組み2件。このうち短大は私立の1件だけだった。 お茶の水女子大は子どもの理科離れに対応するため、理科や数学などの教育 を専門にした指導力ある人材を養成するカリキュラムを実施。 神戸親和女子大は離島などに学生と教官が泊まり込む宿泊体験型の教育実習 を実施し、地元の祭りに参加するなどして、学校外の日常生活の中で子どもへ の理解を深める。 京都・滋賀からは、京都教育大、佛教大、立命館大の3大学が選定された。 京都教育大の「魅力ある教職生涯支援プロジェクトin京都」は、管理職や 中堅、若手など教員それぞれのキャリアに応じて「学校経営改善講座」「エキ スパート講座」などのプログラムを大学院を中心に提供、教員の能力向上をめ ざす。 佛教大は、京都市教育委員会と進める「小大連携プロジェクト」をさらに推 進するとともに、教育実践のデジタル教材化とインターネットを介した活用な どを進める。 立命館大は、学部生を対象に学校現場における課題解決型の実習などを展開 する。 |