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| 『東奥日報』2005年8月25日付 弘大総資産617億円／04年度決算 弘前大学（遠藤正彦学長）は二十四日、法人化後初となる二〇〇四年度決算 の概要を公表した。同大の総資産は約六百十七億円で、現金と預金は合わせて 約四十九億円に上ることが分かった。 法人化した国立大の財務諸表は、透明性と運営状況の客観的な把握のため、 法令で公表が義務づけられている。弘大の土地や建物、研究設備、図書などの 固定資産は約五百四十四億円。現在、財務諸表を文部科学大臣に提出しており、 二十九日の承認を受けて確定する。 経常収益は約三百十九億円で、このうち国からの運営費交付金は約百十四億 円。寄付金や受託研究などによる大学外から入った資金（外部資金）は約九億 四千万円。総利益は約十五億円で、総利益について弘大側は「基本的には国の 官庁会計から民間の企業会計に変更するなど、会計ルールの変更により発生し た」と説明。主な要因について（１）旧国立大から継承した未収の授業料と未 収の付属病院収入を収益に計上（二億二千七百万円）（２）二〇〇三年度末に おける医薬品や診療材料などの在庫相当額を収益に計上（三億七百万円）−な ど四点を挙げた。 |