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こんなに低い国立大教員賃金! he-forum各位 8/24/05 山形大学職員組合書記長 品川敦紀 人事院は、先頃、本年度基本給の0.1%引き下げ、来年度からの基本給約5%の引き下を含 む勧告を出した。私どもの山形大学では、担当理事は、口を開けば、税金が使われている 国立大学の教職員の給与は、国民への説明責任があるから民間賃金に倣うべきだ、大学独 自で給与表は作れないから、人事院勧告に倣うべきだ、などと繰り返します。 私どもも、独立行政法人通則法の規定にあるとおり、社会一般の情勢と大学財政を参考に して、法外な賃金を要求しないのは当然のことと考えています。 そこで、人事院が平成17年度の勧告の付属文書として公表している平成17年職種別民 間給与実態調査というのを、拝見しましたところ、以前から指摘されていたこととはいえ 、全く驚くべき事実が明らかとなりました。 すなわち、民間賃金(私立大学)に比べて国立大学教員の賃金は2割ほど低いと言うこと です。 平成17年職種別民間給与実態調査によれば、 民間賃金(私立大学)では、教授(55.9才)で722,338円、助教授(46.5 才)で581,085円、助手(36.6才)で、419,426円です。 国立大学(山形大学の場合)では、教授(56才)で590,200円、助教授(47才 )で472,000円、助手(37才)で346,200円です。 今直ちに、私立大並に2割の賃上げを求めようとは思いませんが、大学理事会側が民間準 拠を口にするのなら、この官民格差をどう考えているのか、是非ご説明願いたいと思った 次第です。 ちなみに、平成17年職種別民間給与実態調査は、 http://www.jinji.go.jp/kankoku/h17/pdf/minkankyuyo.pdf で得られます。 皆さん、是非一読されることをお勧めいたします。 |