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時事通信配信記事
2005年8月22日付 国立大の資産9兆円=法人化後、初の決算で判明−文科省 昨年4月の国立大学法人化後初めてとなる各大学の決算で、全国の93大学・ 共同利用機関の資産の合計が約9兆円に上ることが19日、文部科学省のまと めで分かった。法人化に伴い、2004年度分から大学にも企業会計に倣った 公表が義務付けられて分かった。 まとめによると、同年度の法人全体の総資産は土地、建物、図書、特許権な ど計9兆793億円で、負債は2兆8020億円。資本の合計は6兆2773 億円だった。 同省国立大学法人支援課は「大学は営利が目的ではなく、人材輩出や研究成 果を評価されるべきで、本来、資産や収支で評価することは意味がない。しか し、企業に倣った会計方法の導入は経営の効率化が外部から厳しくチェックさ れることにもつながり、大学活性化のいいきっかけにもなるだろう」としてい る。(了) |