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『山陰中央新報』2005年8月13日付 島根大と雲南市が包括的連携協定を締結 島根大学と雲南市は十二日、組織同士が協力して地域の課題解決やまちづく りに取り組むため、松江市殿町の県庁で、包括的に連携する協定書を締結した。 産業振興や医療、教育など幅広い分野でスクラムを組む。 両者はこれまで、法科大学院による無料法律相談や乳幼児健診への医師派遣、 教育学部と市教委の協力協定締結で連携した。協定の締結で連携を組織的に発 展させ、産業振興やまちづくり、保険・医療・福祉、教育の分野でより協調す る。 具体的には、雲南市が来春開設予定の「身体教育医学研究所」の設立委員会 など各分野の委員会、審議会に大学教員が参加。中山間地域の医療システムに 関する大学の研究には市が協力する。市職員の大学への派遣も視野に入れてい る。 調印式では、本田雄一島根大学長が「高等教育機関として社会と双方向の協 力関係を築くことが重要」と大学の責務を強調。速水雄一雲南市長は「新鮮な 視点でまちづくりを考える必要がある。専門的な視野からの助言を受けたい」 と話した。 |