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『日本経済新聞』2005年8月10日付

大学発ベンチャーの58%が経常黒字・昨年度の本社調査


 大学の技術や研究成果を活用して設立された大学発ベンチャー企業は、商品・
サービスの販売開始などで売り上げが伸び、58.2%の企業で2004年度の経常損
益が黒字となったことが日本経済新聞社が9日まとめた調査で分かった。ただ、
サービスや機械が黒字だった一方、研究開発期間の長い医療・バイオは巨額の
赤字を抱えるなど、業種の差も鮮明になっている。

 回答した341社の業種は医療・バイオが119社で最多。情報通信が81社、サー
ビス31社、素材24社、機械22社、環境19社、その他45社だった。設立時期は02
年が最多で、01―03年が56.0%を占めた。