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新首都圏ネットワーク

nikkeibp.jp 2005年8月4日付

経産省、ワークショップ「産業界のニーズに応える大学とは」を開催


 経済産業省は、大学の人材育成や産学連携への取り組み体制を産学官で議論
するワークショップ「産業界のニーズに応える大学とは」を2005年8月31日に東
京都千代田区の経団連会館で開催する。経産省の依頼で開発した、産業界と大
学のコミュニケーションツールとなる「大学活動評価」手法の利用法を紹介す
る。その利用法の論点を整理し、企業と大学の関わり方を議論する。


 経産省は、大学の人材育成や産学連携に対する取り組み体制の評価手法の開
発を三菱総合研究所(東京都千代田区)、河合塾(名古屋市)、ベンチャーラ
ボ(東京都港区)の3者に委託していた。3者は同評価手法を開発したのを契機
に、同評価手法の使い方などを紹介する。評価対象となる大学の取り組み体制
を大学改革や産業活性化にどう反映させて行くかを議論する。


 ワークショップの第一部は講演会。経産省産業技術環境局大学連携推進課の
中西宏典課長、日本経済団体連合会産学官連携推進部の山野井昭雄部会長、大
学評価・学位授与機構の木村孟機構長、東京工業大学の相澤益男学長(国立大
学協会会長)、総合科学技術会議の阿部博之議員がそれぞれ産業競争力を向上
させる視点から講演する。第二部はパネルディスカッションで、5人の講演者に
企業やマスコミの実務者などが加わって議論する。

 開催場所は、経団連会館(東京都千代田区大手町1-9-4)の経団連ホール。参
加申し込み先は、事務局を務める三菱総研科学技術政策研究部。氏名・所属先
などの必要事項を電子メール=usympo@mri.co.jp、あるいはFAX=
03-3277-3490に連絡する。(丸山 正明=産学連携事務局編集委員)