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『日本経済新聞』2005年8月3日付 国立大学長の年間報酬1930万円・昨年度8大学が下げ 文部科学省は3日までに、昨年度の国立大学の学長らの年間報酬の平均額は 1930万円だったと発表した。今回が初調査。89ある国立大のうち、学長の報酬 を引き下げたのはお茶の水女子、新潟、静岡など8大学。上げたのは岐阜、東京 芸術、島根など5大学で、残りは前年度の水準に据え置いた。 集計によると、国立大と4つある大学共同利用機関の幹部や教授、事務職員ら に昨年度支払われた給与や賞与の総額は1兆673億円。法人化される前の2003年 度より173億円、1.6%減った。文科省は「退職者が減ったうえ、法人化をきっ かけに多くの大学が採用抑制などに取り組んだ」(人事課)としている。 役員報酬の平均額は学長ら法人の長が1930万円、理事は1528万円。教授ら教 員の年間平均給与は920万円(平均年齢47.7歳)、事務・技術職員は600万円 (同43.8歳)だった。 |