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『神戸新聞』2005年8月2日付 神大など「国際化推進」校に 文科省 文部科学省はこのほど、海外の大学との連携や教職員の海外派遣などの取り 組みを財政支援する「大学教育の国際化推進プログラム」の対象に、神戸大な ど国立大十九校、国立高専一校、公立大一校、私立大十三校の計三十四校を選 定した。 海外大学との連携を支援する事業は、神戸大など十五校。 神戸大は、農学部がアジアの大学と連携し、食料危機や環境破壊などの解決 に向けた指導者の養成に取り組む。既に協定を結んでいる中国、ベトナム、韓 国、フィリピンの四大学と学生の派遣やウェブ上での講義を相互に行い、国際 機関で活躍できる人材を育てる。 ほかに、学生が海外の大学と行き来して、それぞれの大学から修士号を取得 する取り組みをする東北大や早大など。 教職員を海外派遣して授業の改善などを学ぶ事業には十九校。南山大は、裁 判員制度導入に対応した法学の教育手法を開発するため、ロースクールの“先 進国”の米国に派遣。 北大は実験用動物を犠牲にしない獣医学の教育方法を学ぶためイギリスなど に派遣する。 |