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新首都圏ネットワーク

『京都新聞』2005年7月29日付

教員養成課程40人増員
滋賀大教育学部、06年度から


 滋賀大(本部・彦根市)は、2006年度から教育学部の学校教育教員養成
課程の定員を40人増やし、180人に拡大する。国が教員養成系の入学定員
の規制を昨年度から撤廃したことに伴う措置で、団塊世代の教員の大量退職に
備えて教員養成に力を入れ、厳しい大学間競争での生き残りをかける。

 同学部は、教員養成課程のほかに、教員免許の取得を目的としない「ゼロ免
課程」の情報教育、環境教育の2課程がある。環境教育課程の定員(本年度3
0人)は、日本一広い琵琶湖をもつ県であることを考慮して削減せず、情報教
育課程の定員(同70人)は、教育免許の取得率が高いため30人に削減し、
40人を教員養成へ振り分ける。

 同大学の入試課は「教員養成課程の定員拡大の成果などを検証する必要があ
り、少なくとも今後4年間は新しい募集定員を維持する」としている。

 京滋では、京都教育大が、来年度からゼロ免課程を教員養成課程に統合する
ことを決めている。