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新首都圏ネットワーク

共同通信配信記事  2005年7月26日付

東大、“黒字”53億円 法人化後初の04年度決算


 東大は26日、経常利益が約53億円に上ったとする2004年度決算を公
表した。決算は昨年4月の法人化後初めて。予算通りにお金を使うだけの法人
化前と変わり、企業会計にならった公表になった。

 東大は「法人化で財政運営がより弾力化できるようになった。経常利益が出
たことで年度をまたいだ事業にも支出できる」としている。

 決算によると、収入は、運営費交付金861億円や病院収入300億円のほ
か、授業料や入学金など計1771億円あった。経費は人件費が791億円で
最も多かった。

 経常利益が出たのは、物品調達の効率化による経費削減で、運営費交付金の
一部を浮かせることができたため。このほか経営する家畜病院の収益アップも
あった。