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新首都圏ネットワーク

『毎日新聞』2005年7月25日付

<4年制私大>定員割れが160校、過去最多を更新


 今春の4年制私立大(学生募集した542校)の入試で、新入生の数が入学
定員を割り込む「定員割れ」が160校(29.5%)で、学校数では過去最
多を更新したことが、日本私立学校振興・共済事業団の調べで分かった。入学
者が定員の7割未満の大学も52校(9.6%)に上った。

 定員割れは前年度より5校0.4ポイント増えた。入学定員充足率は、前年
度比0.59ポイント減で初めて110%を割り込み、109.90%になっ
た。定員充足率の最高は243%、最低14%で、同事業団は「2極化の傾向
が読み取れる」としている。

 制度導入から2年目を迎えた法科大学院の今年度の入試では、49校中36
校で定員割れとなり、初年度だった昨春の12校から3倍に増えた。【千代崎
聖史】