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『岩手日報』2005年7月21日付

法人化1年目決算 岩手大学


 岩手大(平山健一学長)が20日発表した法人化初年度の2004年度決算
は、収入が124億3000万円、支出が119億7000万円になった。差
し引き4億6000万円のうち、国に精算する退職手当の補助金3億3000
万円などを除いた1億円を05年度に繰り越した。同大はほぼ見込み通りの決
算としている。

 収入はほぼ予算通りだった。内訳は授業料など自己収入34億9000万円、
国からの運営費交付金76億5000万円、民間企業との共同研究で得る技術
料や公的な研究助成金など外部資金は12億1000万円だった。

 支出は予算比4億6000万円減だった。大半を占める人件費が81億50
00万円で予算比3億7000万円減となった。退職手当支出が予算比3億3
000万円少なかったのが大きい。

 同大は、法人化で一層の情報公開が求められることから今回初めて決算を発
表した。

 今後、国の運営費交付金削減が見込まれることを考慮すると、一層の経費節
減と外部資金の獲得が必要としている。