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『朝日新聞』宮崎版
2005年7月13日付 宮大医学部 県内卒業生優先枠は10人 宮崎大学は医学部医学科(定員100人)で06年度入試から行う推薦入試 (定員30人)のうち、県内高校の卒業生を優先的に入学させる地域枠の定員 を10人と発表した。 住吉昭信学長が11日、県庁で記者会見して明らかにした。地域枠の出願に は、校長のほか県の推薦も必要。国立大学では佐賀大なども06年度医学部入 試で地域枠を設けるが、出願に県の推薦が必要なケースは初めてではないかと いう。 県は医師の県内確保を図るため、地域枠の創設を宮崎大に働きかけてきた。 会見に同席した安藤知事は、県内で医師として将来働くことを推薦の条件にす る意向を示した。県内で医師になる学生には、県費から奨学金を支出するなど 財政的な支援を検討する考えも示した。 地域枠を含めた推薦入試の出願期間は12月1〜7日。県は地域枠出願希望者の推薦依頼を受け付けたうえ、11月末までに20人以内で推薦者を決める 方針だ。 大学側は提出書類や12月26日の面接試験、06年1月の大学入試センター 試験の結果から合格者を決める。合格発表は2月14日。一般入試の定員は7 0人。 |