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新首都圏ネットワーク

ZAKZAK 2005年7月12日付


先生のセクハラ入試ミスに事故…学校を丸ごと補償
損保ジャパン


 損害保険ジャパンは今月から、入試ミスや学生へのセクハラなど、学校の落
ち度が問われる可能性があるさまざまな賠償責任を広範囲に補償する保険の取
り扱いを開始した。不審者の侵入によって犯罪に巻き込まれた被害学生への見
舞い費用をオプションとして補償に含めることも可能。学校運営に伴うリスク
を総合的にカバーする保険商品は初めてという。

 販売対象は私立と公立の大学。私大では付属小中高校も契約に含めることも
できる。社会問題化した入試ミスへの対応や、学校内での犯罪多発などを受け、
ニーズは高いと判断しており、初年度1億円の保険料収入を見込んでいる。

 セクハラや校内の事故で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負った学生
に対する賠償金も一定額まで補償するほか、学生の個人情報の漏えい事件が発
生した場合は、謝罪広告の費用にも保険金を出す。

 補償額は3000万円、5000万円、1億円の3パターンを用意。学生数
1万人の大学の契約例では、年間保険料550万−650万円程度で最大1億
円までの実費が補償される。

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参考) 損保ジャパン、ニュースリリース
http://www.sompo-japan.co.jp/news/20050711-01/200507111619.html