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『毎日新聞』山梨版
2005年7月12日付 山梨大・山梨中央銀:ベンチャー育成へ連携 資金・技術両面で支援態勢 山梨大学(貫井英明学長)と山梨中央銀行(小野堅太郎頭取)は11日、地 元産業の育成に向けた「包括的業務連携に関する協定書」に調印した。大学教 授らが設立するベンチャー企業に同行が資金面などで支援するほか、同行の顧 客企業が求める技術や知識などを同大が講師を派遣するなどして提供し、互い の持つ情報や知識、技能を結びつけ地域発展への貢献を目指す。 山梨大は昨年4月から法人化され、独自で支出と収入を管理する独立採算性 に移行。少子化で大学全入時代に突入する中で、併せて「地域の大学」をアピー ルしたい考えもあるとみられる。 双方の連携で、相互の人材育成も図る。12日に協議会を設立し、具体的な 中身を決めていく。 調印後の記者会見で、小野頭取は「地域のニーズを吸い上げ、山梨大に相談 していきたい。ベンチャー企業は見込みのあるものについては積極的に支援し ていきたい」と意欲を示した。貫井学長は「大学としては技術、知的財産を提 示し、互いに成長していきたい」と述べた。【鷲頭彰子】 |