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新首都圏ネットワーク

共同通信配信記事  2005年7月11日付

東大など各国主要大学が連合結成・学生交流や研究協力


 東大は11日、米国のカリフォルニア大バークリー校など各国の主要大学と、
学生の交流や研究協力をするための「大学連合」を結成したと発表した。各国
のトップレベルの連携は初めて。

 連合の代表にはオーストラリア国立大のイアン・チャブ学長が就任。同学長
は「グローバルな視点を持つ、将来の世界的指導者を教育する大学の集まり」
と話している。

 参加大学はほかに、北京大、エール大、国立シンガポール大などで、計7カ国
8校。来年1月には、オックスフォード大など2校も加わる予定。

 連合を組むことで、例えば修士号取得が可能なオックスフォード大で研究し
た後に、北京大で研究すると、両大で修士号が取れる「二重学位制度」が各大
学間で可能になる。

 東大の武内和彦国際連携本部長は「共同して研究しやすい理系の学問ばかり
でなく、公共政策など地域によって内容の異なる文系の学問も取り上げ、異文
化を互いに学び合う連合にしたい」と話している。