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新首都圏ネットワーク

共同通信配信記事 2005年6月30日付

国立大学長の年収、トップは東大の約2483万円・文科省


 文部科学省は30日、法人化された2004年度の国立大教職員給与を発表し、学
長の年収トップは東大の約2483万4000円だった。4年制のうち最も少なかったの
は九州工業大の1593万7000円で、格差が約890万円に上ることが明らかになった。

 学長の年収が多かったのは東大に次いで、京大、大阪大、名古屋大、九州大
の順で、旧帝大のすべてが上位10位にランクイン。都市部の総合大学を中心に
21大学が2000万円を超えた。

 学長の年収が最も少なかったのは、高岡短大の1528万9000円で、地方の単科
大学や学科の少ない大学が目立った。

 九州工大は、昨年4月の法人化の後に学長ら役員の報酬を引き下げており「身
を削って研究費などに回したいという学長の判断で引き下げた。良いことをし
た結果なのでプラスに評価してほしい」と話している。

 教授など教員の平均年収額は、政策研究大学院大の1070万7000円がトップ。
お茶の水女子大、一橋大、東京芸術大の順で、6大学が1000万円を超えた。最も
少ないのは旭川医大の813万円。