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新首都圏ネットワーク

『日本経済新聞』2005年6月30日付

名古屋大、11月に上海事務所を開設


 名古屋大学(平野真一学長)は29日、中国・上海市に同大では初めての海外
事務所を11月に開設すると発表した。現地の大学との共同研究の推進を図るほ
か、名大への留学希望者に対する情報提供も手がける。今後、欧州や米国でも
事務所を開設する方針で、海外との学術交流を加速させる。

 名古屋大は現在、上海交通大など上海の4大学・研究機関と学術交流協定を締
結。事務所の開設で多分野にわたる現地大学との共同研究に弾みをつける。将
来的には中部から上海に進出する中小企業と組み、中国市場をにらんだ産学連
携も視野に入れている。

 事務所は上海市中心部のビル内に開設する予定。上海ではこれまで立命館大
などが事務所を設けている。