|
『北海道新聞』2005年6月24日付 包括連携協定に調印 北大と北洋銀、研究の事業化推進 北大と北洋銀行は二十四日、札幌市北区の北大で、研究成果の事業化や人材 育成を進める包括連携協定に調印した。北大は世界水準の知的財産や人材を、 北洋銀は最新の金融技術や研究の事業化ノウハウを提供して、協力し合う。北 大の包括連携は十社目で、道内を基盤とする金融機関とは初めて。 北洋銀は二○○三年から、北大の財務部門に行員一人を派遣しているほか、 昨年の国立大学法人化時にメーンバンクを受託。北大も北洋銀と共同セミナー を開くなどして、個別に協力を進めてきた。 具体的内容は、《1》北大の研究成果の事業化に、北洋銀が新しいビジネス モデル提供や、取引先企業を紹介《2》北大の学生や教員の派遣を北洋銀が受 け入れるインターンシップを実施《3》学生向けに北洋銀が教育ローンやカー ド事業を提供−などを想定している。 調印式で北大の中村睦男学長は「あらゆる分野で交流を図りたい」、北洋銀 の高向巌頭取は「北大の知の活用をお手伝いし、道内経済の活性化に貢献した い」と包括連携の期待感を語った。 |