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『神戸新聞』2005年6月22日付 神戸大が入札で受託 JICAの教育支援事業 神戸大学は二十日、国際協力機構(JICA)がイエメンで進める女子教育 支援事業を、民間企業と共同で競争入札により受託したと発表した。契約に基 づくJICAの事業を大学が競争入札で受託するのは、全国で二例目。昨年四 月の独立行政法人化により、国立大が大学の判断で事業契約を結べるようになっ たため、実現した。 イエメンはアラビア半島のイスラム国家で、初等教育での女子就学率は五割 弱。神戸大は、コンサルタント会社と共同で二〇〇八年十一月まで約三年半、 支援活動にあたる。 同国で最大の人口を抱えるタイズ州で、基礎教育(日本の小中学校)を充実 させることが目的。具体的には、同大の助教授や大学院生らが現地で子どもら の就労状況など現状を調査。その上で、行政や保護者らを指導し、学校やカリ キュラムの整備を目指す。(宮本万里子) |