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『朝日新聞』関西版
2005年06月21日 「阪大をもっと愛して」 全学同窓会を7月にも発足 「阪大をもっと愛して」。大阪大(宮原秀夫学長)が、約10万人の卒業生 に呼びかけて全学組織の「大阪大学同窓連合会」(仮称)を7月にも発足させ る。ほかの大学に比べて弱いといわれる「愛校心」を高めるのが狙い。鈴木直・ 副学長は「結果として寄付などにつながればありがたい」と話している。 阪大では学部ごとや企業内の同窓会組織の活動は活発で、全学の同窓会づく りも01年の創立70周年時に計画された。このときは意見がまとまらず実現 しなかったが、昨年の法人化をきっかけに再び結成の機運が高まったという。 計画では学部同窓会の連合体にし、カード会社と提携した会員証を発行。大 学の施設を割引料金で使える特典などを検討している。 旧7帝大では、京都大を除く5大学で全学の同窓会組織があり、阪大は6番 目。天神祭の船渡御(ふなとぎょ)(7月25日)にも「阪大船」を出し、結 束ぶりをアピールする。 |