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『読売新聞』埼玉版 2005年6月16日付
埼玉大 採用なら 教授と共同研究できます 生活に密着したテーマ募集
埼玉大学は、地域連携や地域社会活性化の一環として、県民から募った研究 テーマを、提案者と同大教授が共同で研究するプロジェクトを始めた。20日 からテーマ募集を開始する。昨年4月、独立行政法人に移行したことに伴い、 県民の声を拾い、地域貢献をアピールするのが狙いだ。
募集する研究テーマは、市民生活に密着した教育、福祉、環境など。採用さ れれば、そのテーマに関係する教授とともに定期的な会合を持ち、データ収集 やフィールドワークなど必要な研究を行うことができる。提案者には、上限2 0万円の研究経費が同大から支給される。
今年度、同大が採用するテーマは三つ。学内の教授ら7人で構成する審査会 で9月中に決定される。研究会は10月発足予定で、研究期間は来年3月末ま での約半年。活動で成果が認められれば、次年度は予算上限300万円の共同 研究として続けることも可能。
同大によると、同様の取り組みは、横浜市立大学などでも行われているとい う。
同大は「学者の研究は生活に密着してこそ意義が出てくる。市民ならではの 視点を生かし、積極的に応募してほしい」と呼びかけている。
応募資格は県内在住か県内で活動している個人、団体。同大が用意した申請 書に課題内容や求める成果を記入して応募する。締め切りは7月20日。問い 合わせは、同大研究国際協力課(048・858・9137)へ。 |