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新首都圏ネットワーク

 

『富山新聞』2005615日付

 

新富大学長、きょう決定 意向投票、3大学の投票率87%

 

 

 新「富大」の学長選考意向投票は十四日、富大、富山医薬大、高岡短大で一

斉に行われ、三大学合わせた有資格者一千七十人のうち87・57%となる九

百三十七人が投票した。候補適任者は富山医薬大の小野武年学長(66)、高

岡短大の西頭徳三学長(66)、富大の塩澤和章理事・副学長(59)、県新

世紀産業機構科学技術コーディネーターで県工業技術センター所長の南日康夫

氏(71)=五十音順=の四氏。投票結果は十五日の合同選考会議に提出され、

初代学長が決まる。

 

 投票は無記名で、午前十時から午後三時まで受け付けた。富大は黒田講堂に

投票箱を設置し、有資格者である役員と常勤の助手以上の教員、係長以上の事

務職員六百人のうち五百二十八人が票を投じた。

 

 富山医薬大では事務局大会議室で、役員と常勤の助手以上の教員三百七十五

人のうち三百十八人、高岡短大では本部中会議室で、役員と全常勤教職員、規

定する有資格者九十五人のうち九十一人がそれぞれ投票した。三大学とも当日

の投票のみを有効とし、不在者投票などは認めていない。

 

 投票結果を受け、第三回合同学長選考会議(議長・石坂誠一富山国際大名誉

学長)が十五日午前九時から富大で開かれる。候補適任者の得票率の高い順か

ら上位とみなし、各大学の順位が参考資料として提出される。会議は全委員の

三分の二の出席をもって成立、決定は出席委員の過半数の賛成が必要で、議長

に最終決定権がある。

 

 同会議の委員は富大、富山医薬大がそれぞれ十人、高岡短大は四人。学外委

員は二十四人中十二人で、橘慶一郎高岡市長は議会の個別質問のため、欠席す

る見通し。委員らは席上、候補適任者を面接した上で学長を決める。学長は、

閣議を経て七月一日に文科相が正式指名する。