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新首都圏ネットワーク

『東京新聞』茨城版  2005年6月9日付

産学連携や途上国支援
筑波大が東京三菱、国際協力銀と協定


 筑波大は、東京三菱銀行(東京都千代田区)と、政府系金融機関の国際協力
銀行(同)の二行と協力協定を結んだ。同大は地域産業育成やベンチャー企業
の支援などを狙い、常陽銀行(水戸市)ともすでに協力協定を締結している。
東京三菱銀行は常陽銀行とともに同大のメーンバンク。産学連携を進めるため
同大の研究成果や技術を同行の顧客に紹介し、銀行主催の商談会への同大の参
加などを計画している。

 国際協力銀行との連携では、発展途上国の円借款事業などへ同大が支援する。
すでに同大北アフリカセンターを通じて、チュニジアのテクノパークの建設な
どに協力しているという。銀行側は大学院生を受け入れ、職場体験などを実施
する。同大によると、同行はすでに七大学と協定を結んでいる。岩崎洋一学長
は「大学の特長を生かして協力していく」と話した。