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『毎日新聞』三重版 2005年6月8日付 産学連携事業:県と三重大の産学連携、経産省支援事業に /三重 県などが提案した、企業技術者と大学が連携して企業の人材育成などを目指 す事業が7日、経済産業省が支援する産学連携事業に採択された。 事業は、県、三重大学、四日市市が共同で提案した。県内の電気・機械産業 の技術者らが同大工学部教授らから約1年間、定期的に指導を受け、専門領域 にこだわらない思考を養って新分野を開拓するのが狙い。将来的には、この事 業で得たノウハウを教授らが大学に持ち帰り、大学院生向けの教育カリキュラ ムに生かす。 事業期間は07年度までの3年間。主に四日市市など北勢地域の企業技術者 を対象とする。既に数社から参加の打診があるという。今後、経産省と協議し、 9月ごろから事業を開始する予定だ。 経産省の支援事業は、産業界と教育機関が連携し、製造現場で中核的な役割 を果たす人材育成をサポートする目的で、全国から募集した。60件の応募の 中から、三重の事業を含む36件が選ばれた。【鈴木顕】 |