トップへ戻る  以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク

『紀伊民報』2005年5月31日付

和大観光学部「設置応援したい」
知事と二階代議士


 木村良樹知事と二階俊博代議士は28日、和歌山市内で開かれた和歌山大学国
際シンポジウムのパネル討論で「観光学部の設置を応援したい」などと述べ、
学部新設を後押しする姿勢を強調した。これに対して文部科学省の徳永保・大
臣官房審議官は、明確な方針を示さなかった。

 木村知事は「県民総生産などで東京と肩を並べることはできないが、『癒や
し』の面で和歌山は日本一になれる可能性がある。学問として体系づけるため
に頑張ってほしい」、二階代議士は「観光の分野はあらゆるところに伸びてい
く可能性がある。観光学部をつくろうと手を挙げたのは国立大学では和大が初
めてで、この芽を応援することが大事だ」と述べた。

 会場からも「国が観光に力を入れるのなら、和大の観光学部新設について見
解を聞きたい」と質問があった。

 徳永審議官は「国立大学が法人化され、特色を持って生きて行かなくてはな
らない時代。和大が観光学部をつくろうという意欲に燃えて準備をしているこ
とや、シンポを企画したこと自体は評価している」と述べるにとどまった。