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『富山新聞』2005年5月27日付 学生の研究計画に賞金 富大、産業に貢献、最大30万円 富大の地域共同研究センター(センター長・松木賢司教授)は、学生に研究 計画がどのように産業界に役立つかというアイデアを「研究夢プランコンテス ト」として発表させ、優秀な研究を表彰する。七月に行われる第二回リエゾン フェスティバルで五件を選んで研究奨励金を交付し、一年後の同フェスで五件 の研究成果を改めて審査し、グランプリ受賞者には賞金三十万円が贈られる。 審査の対象となるのは主に理工系の修士、博士課程の大学院生で、学生はこ れまでの研究成果に基づいた研究計画が、どのように産業に役立つかを発表す る。地域共同研究センターは交流振興会に加盟する県内外の企業五十社などか ら支援を受けており、企業の担当者が審査に当たる。 七月七日に富山市のカナルパークホテルで行われる第二回リエゾンフェスティ バルでは発表十数件の中から五件を選んで、一件につき十万円の研究奨励金を 交付する。次年度のリエゾンフェスでは採択された五件について、一年間の成 果を再び審査し、グランプリを決定する。 同大では学生を対象とした研究奨励金の交付は初めて。賞金は地域共同研究 センターと地元企業などからの寄付による。同センターの城石昭弘教授は「企 業が何を求めているかを常に考えて研究を進める姿勢を身に付けるきっかけと してほしい」と期待している。 |