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『琉球新報』2005年5月13日付 「長寿の島」で生涯学習 琉球大学がシニア留学制度を導入 琉球大学(森田孟進学長)が、国立大学法人としては全国初となるシニア世 代向けの短期留学プログラムを6月19日から始める。大手旅行代理店JTB のグループ企業で、海外留学を専門に扱うJTBグローバルクラブ西日本(大 阪市)が企画するもので、30人の定員をほぼ満たす28人が応募している。 滞在期間は7月2日までの2週間。平日の午前中は同大で沖縄の歴史や文化、 健康長寿の秘けつなどについて学ぶほか、各学部の講座を一般学生に交じって 聴講する。 午後からは伝統芸能を体験したり、ゴルフなどのスポーツプログラムに参加 するほか、週末には、離島に渡るプログラムも企画されている。講座終了後に は、学長名の修了証書が与えられる。 同プログラム参加者の年齢層は65歳前後で、約7割が女性。カルチャーセ ンターよりもワンランク上の勉強をしたいと考える人たちが多いようだ。最も 興味を持つテーマのひとつ、健康を「長寿の島」としてのイメージが強い沖縄 で学べるとあって、問い合わせや参加申し込みをした人たちからは「こういう 企画を待っていた」との声が上がっているという。 企画したJTBグローバルクラブ西日本の宮崎数三代表取締役常務は「西日 本地区のみの広報だったのに、当初考えていたよりも反応がいい」と話し、今 後は年に2、3回のペースで開講できるよう、琉大側と調整を進めていくこと にしている。 |