トップへ戻る  以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク


『しんぶん赤旗』2005年5月9日付

高等教育費の学生負担 15カ国比較
日本が最も重い

 国際的な研究所が、十五カ国の高等教育の学生負担費を比較し、日本が最も
重い負担であることを示すリポートを発表しました。十五カ国のランキングは
別項の通りです(ベルギーはフランダース語圏とフランス語圏とを別個に調査
しているのでランクは十六位まで)。

 リポートは、アメリカ・ワシントンDCとカナダ・トロントを基盤に活動す
る「教育政策研究所」(Educational Policy Insti
tute,EPI)がまとめた「グローバル高等教育ランキング2005」
(Global Higher Education Rankings 2
005)。各国の学費や生活費、奨学金などをもとに国際比較したところ、日
本は総合で最下位になっています。

 今年、国立大学の授業料値上げをきっかけに、日本の学費が世界的に見て異
常に高いことが問題となりましたが、これを裏付けるものです。

 同研究所は二〇〇二年につくられ、各国の研究者の協力のもとに、学生の教
育機会について政策研究しています。リポートは同研究所ホームページ
http://www.educationalpolicy.org/に載っています。

高等教育費の学生負担ランキング
(負担の軽い順)

(1)スウェーデン
(2)フィンランド
(3)オランダ
(4)ベルギー(フランダース語圏)
(5)アイルランド
(6)ベルギー(フランス語圏)
(7)オーストリア
(8)ドイツ
(9)フランス
(10)イタリア
(11)カナダ
(12)オーストラリア
(13)アメリカ
(14)イギリス
(15)ニュージーランド
(16)日本