新首都圏ネットワーク |
第二回国会内ポスター・エキジビションズへの参加の訴え ―国立大学法人1年間の諸問題を告発する(仮題)― 2005年4月28日 国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局 下記の要領で、「第二回国会内ポスター・エキジビションズ―国立大学法人 1年間の諸問題を告発する(仮題)―」を開催します。皆様の積極的な参加を歓 迎いたします。 概要 日時:2005年6月上旬の2日間 場所:衆議院議員会館と参議院議員会館で各1日ずつ ポスター内容:各国立大学で生じている問題(昨年度収支決算分析、今年度 予算、未払い残業、定員削減、管理運営、学長選考、教育研究環境、非常勤職 員、非常勤講師、大学病院問題など)をなるべく具体的な資料に基づいて提示 してください。すべての問題点を触れなくても、一つの話題だけでも結構です。 ポスター形式:昨年と同様、縦1500mmm×横900mmの予定です。わかりやす い図があると効果的です。PCの使用も歓迎します。 対象:国会議員や国会関係者、マスコミなどに案内を出す予定です。ひと目 でわかりやすいプレゼンテーションを工夫してください。 参加費用:1枚あたり10,000円。展示のみで解説者が来られない場合は1件 につき5,000円追加。ただし、参加ポスター数によって若干の増減の可能性があ ります。 そのほか:日程、参加申し込みや参加要領については、随時首都圏ネットの ホームページやhe-forumを通じて連絡いたします。 問い合わせ先:国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局 (http://www.shutoken-net.jp) 説明 当ネットワークでは昨年11月1日〜2日に国会議員会館で、「大学財政危 機打開をめざす国会内ポスターセッション」を開催し、法人化された国立大学 の財政の危機的な状況を多くの国会議員や関係者に伝え、大きな関心を呼び起 こしました。昨年展示したポスターをぜひ当ネットワークのウェブページ (http://www.shutoken-net.jp/041208_1jimukyoku.html)でごらんいただけれ ばと思います。 それ以降、当事務局では、授業料問題や教授、准教授、助教、新「助手」と いう国立大学法人の新たな教員の階層構造の確立を狙っている学校教育法問題 などについても、声明を発信するとともに、授業料値上げ反対や学校教育法一 部改正案の廃案へ向けて国会議員への働きかけを継続してまいりました。 特に、授業料問題については、国立大学法人法・意見広告の会による活発な 宣伝活動や、全大教や様々な職員団体による取り組みなどもあり、国立大学の 貧困な財政や主体性のなさ、政府の約束違反を表す典型的な事例として、国会 でも大きく取り上げられました。残念ながら値上げを含む予算案は当初案どお り通過し、文科省の授業料標準額も改定されましたが、衆議院文部科学委員会 や参議院文教科学委員会では活発な議論がかわされ、またそれを受けた、富山 大、富山医科薬科大、高岡短大を統合させる国立大学法人法一部改正にあたっ ての衆議院文部科学委員会ではすべての野党が授業料値上げに対する疑義を訴 え、結果として授業料値上げに対する慎重な対応や教育研究施設の充実などを 訴える付帯決議が行われました。 現在国立大学が抱える問題点の多くは、昨年のポスター展示で明らかにした ように財政問題に起因するものです。来年度予算編成にあたって、運営費交付 金制度の抜本改革(収支差額補填方式の復活、効率化係数・経営改善係数の廃 止など)、非常勤職員への差別的待遇の廃止・サービス残業廃絶などのための 人件費確保、授業料・入学検定料等の値下げなどを実現するには、文部科学省 の概算要求が出される前の6〜7月の運動が極めて重要になります。 われわれは昨年の経験から、国会を対象とした運動は有効であると判断し、 今国会会期中の6月上旬に「第二回国会内ポスター・エキジビションズ―国立 大学法人1年間の諸問題を告発する(仮題)―」を開催することにいたしました。 前回はテーマを財政問題に絞りましたが、今回は、概要にも書いたように、幅 広い問題を取り上げる予定です。皆様に参加しやすいように、発表は一つのテー マに絞っていただいても結構です。是非、国立大学法人1年の実態を鋭く告発 するポスター発表をお願いいたします。 |