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『北國新聞』2005年4月22日付 新「富大」の統合経費、3年間で4億270万円 今年度は情報基盤整備に重点 富大、富山医薬大、高岡短大を再編統合し、新「富大」を設置するために必 要な経費は、二〇〇五(平成十七)年度から三年間で約四億二千七百万円かか る見通しであることが分かった。初年度は二億三千六百万円の予算を見込んで おり、情報基盤の整備などに重点を置く。 新「富大」は県内の三国立大を再編統合して〇五年十月に設置され、同年度 の運営費交付金は約六十七億八千七百五十万円となっている。統合に必要な経 費は運営費交付金に盛り込まれたことから、新大学創設準備協議会では三年間 の計画に基づいて予算を策定。各大学の管理運営部会で承認された。 初年度予算の主な内訳は、五福、杉谷、高岡の三キャンパスを結ぶ「双方向 遠隔授業システム」の整備を、北陸地区国立大連合加盟の大学間による遠隔授 業との併用で進める。入試、図書館の蔵書管理と貸し出し、教務事務のシステ ム統一など、情報基盤の一本化が中心である。 このほか、案内版や印刷物を新大学や芸術文化学部、人間発達科学部などの 新学部の名称と新しい学章を表示したものに替える。紹介用のパンフレットや ポスター作成、広告費なども含まれている。〇六年度は学生の各種証明書の統 一などで約一億七千八百万円の予算を見込んでいる。 |