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新首都圏ネットワーク


『京都新聞』2005年4月15日付

超勤手当の未払い分を支給
滋賀医科大 総額9894万円


 教職員の超過勤務に見合う手当を支払っていないなどとして、大津労働基準
監督署から是正勧告されていた滋賀医科大(大津市瀬田月輪町)は15日、教
職員469人に対し、手当の未払い分として総額9894万円を支給した。

 対象者の内訳は、看護師354人、事務職員90人、理学療法士や薬剤師ら
24人、教員1人。同大学は2月に監督署から勧告を受け、教職員に対し、手
当が未払いになっている超過勤務時間の申告を要請。精査の結果、延べ4万4
901時間が支給対象となった。

 同大学は、再発防止に向けて本年度から業務改善と経営管理を担当する副病
院長2人を新たに配置。今後、業務改善に努めるとともに、労務管理の専門家
を招いた講習会を継続的に行い、管理職の意識改革を進めるとしている。