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『読売新聞』2005年4月15日付 愛媛大が県と包括的連携の協定結ぶ 国立大学法人化で地域に根ざした研究や教育を目指す愛媛大は、県と研究や 人材の派遣、学生の教育など、すべての分野にわたる協力をしようと、包括的 連携協定を結んだ。これまでも、県の審議会に教授が参加するなど、個別の協 力はあったが、今回の協定で、幅広い結びつきを目指す。都道府県と地方大学 の包括的連携協定は、茨城県と筑波大で例があるが、全国では珍しいという。 協定では▽産業活性化▽防災や災害対策の研究▽人材の育成――などを盛り 込んでいる。教育や医療など様々な分野が想定されており、具体的な協力につ いては、今後、連携推進会議を設け、協議する。 県庁で加戸知事と小松正幸学長が協定書を交わした。加戸知事は「大学の持 つ専門知識を県民生活に生かしたい」とし、小松学長も「地域に貢献するため にも行政との協力は必要」と述べた。 |